豊島区目白の精神科・心療内科「目白メンタルクリニック」各種保険取扱い / 自立支援 / 生活保護

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摂食障害

摂食障害

摂食障害
摂食障害は、神経性食思不振症(いわゆる拒食症)、神経性過食症(いわゆる過食症)、特定不能の摂食障害に分けられますが、拒食症と過食症は相互移行性があり、多くの共通した特徴(ボディ・イメージの障害など)があり、一つの疾患として捉えられています。拒食症では、過剰な食事制限を行い、適切な体重を維持できず、極端な低体重が持続します。過食症では、むちゃ喰い(短時間に大量の食物を摂取し、食べることを制御できない感覚を伴う)を繰り返し、体重増加を防ぐため代償行動(自己誘発性嘔吐、下剤乱用、過剰な運動など)が出現します。

摂食障害の治療は、薬物療法だけでは不十分であり、各種ガイドラインでも認知行動療法、対人関係療法が推奨されています。当クリニックでは、①精神科医師による処方のための診察、②心理教育(疾患教育)プログラム(保険診療ですが、初回のみ予約金をいただきます)、③認知行動療法プログラム(Christopher Fairburnの認知行動療法に、摂食障害から回復したセラピストであるCarolyn Costin、Gwen Grabbらのプログラム、動機づけ面接法を取り入れたもの。精神科医師とともに、心理士あるいは精神保健福祉士が共同で行います。認知行動療法プログラムは保険診療ですが、初回のみ予約金をいただきます。このプログラムは集団で行いますので、対象となる希望者が一定数集まる毎の開催になります。集団が難しい場合は個別相談のうえで治療内容をオーダーメイドすることも可能です)の3つが治療の柱となります。なお、これらの治療を受けるためにはBMI(※)15以上を必要とします。定期的な身体診察および検査は連携している身体科クリニックで受けていただくことをすすめています。また、ご家族はご家族向けの合同セミナー(イギリスのモーズレイ病院の家族支援セミナーに準拠したもの)を受けることができます(自費。希望家族が一定数集まる毎の開催になります)。
※BMI=体重kg ÷ (身長m)2


■摂食障害の心理教育(疾患教育)プログラムは30分×3回程度で、内容は以下です
・過食症はどんな病気?
・過食行動の特徴
・代償行動とは?
・過食や代償行動で身体にどんな影響があるか
・なぜ過食症となるのか
・食生活リズムの正常化
・食事時の工夫
・過食を減らすための生活上の工夫
・過食・嘔吐してしまった場合の栄養補給
・体重測定について
・運動について
・体形へのこだわりについて
・症状モニタリング
・過食後に取り組むこと
・連鎖行動分析の例
・心理面での取り組み
・拒食で身体にどんな影響があるか
・拒食の後遺症
・拒食に移行した場合の食事の工夫
・拒食からの回復時に一時的に起きること
・拒食から回復した患者さんの声
■摂食障害の精神療法プログラムのカリキュラムの例は以下です

(『摂食障害から回復するための8つの秘訣』星和書店より抜粋)

・摂食障害症状が一番ひどかった日
・自分は今、どの段階にいるか
・回復への動機を認識し、探究し、強化してみよう
・回復した時の私の一日
・摂食障害の‘部分’にお礼の手紙を書こう
・摂食障害の‘部分’の思考を書いてみよう
・摂食障害の‘部分’と、健康な‘部分’を対話させてみよう
・健康な‘部分’からの言葉を書いてみよう
・摂食障害の‘部分’にお別れの手紙を書こう
・ボディ・イメージを探ろう
・あなたの特性のプラスの部分と、マイナスの部分について考えてみよう
・本当の問題を見極めよう
・偏った考え方について理解を深めよう
・偏った考え方と対話してみよう
・気持ちについて考えてみよう
・気持ち日記をつける練習をしよう
・反対の行動について理解しよう
・自分のための救急箱を作ろう
・あなたの食べ物の決まりを見つけてみよう
・あなたの食べ物の決まりを検証しよう
■摂食障害の合同家族セミナーのカリキュラムの例は以下です

(参考文献
『モーズレイ・モデルによる家族のための摂食障害こころのケア』新水社、
『モーズレイ摂食障害支援マニュアル―当事者と家族をささえるコラボレーション・ケア』金剛出版)

・目標を共有しよう
・基本的にしてはいけない接し方を理解しよう
・感情のコーチは何をするのか理解しよう
・摂食障害に対する家族の感情面・行動面での反応を振り返ろう

  • クラゲタイプ苦悩や怒りで強烈に反応する
  • ダチョウタイプ感情を否認したり撤退したりする
  • カンガルータイプ過度に保護的で、あらゆる役割を引き受ける
  • サイタイプ過度に支配するような態度を取る
  • イルカタイプほどよく指示を与える
  • セント・バーナードタイプ温かさと穏やかさを示す

・家族にとってどのような手助けが必要なのかを話しあおう
・患者さんのことで、耐えられること、耐えられないことについて話しあおう
・患者さんとのコミュニケーションのために、動機づけ面接法を学ぼう
・家系図、年表(摂食障害となった前後を中心に)を作成し、家族を紹介しよう
・家族の長所と将来像について話してみよう
・摂食障害患者の親/兄弟/パートナーでいることはどういうことか、摂食障害の患者と一緒に暮らすのはどういうことかをテーマに作文を書こう
・患者さんに向けた手紙を「あなたという存在が意味するもの」というテーマで書こう
・患者さんが摂食障害のままでいたい理由、摂食障害のままでいたくない理由にどんなものがあるのかを知ろう
・患者さんに対する見方、摂食障害に対する見方、自分に対する見方をどう変えていけばよいのかを知ろう
・再栄養、食事プランについて学ぼう
・食事サポートに必要なスキルを学ぼう