豊島区目白の精神科・心療内科「目白メンタルクリニック」各種保険取扱い / 自立支援 / 生活保護

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境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害

 感情を刺激される出来事があると、圧倒されるような感情に飲み込まれてしまい、元の安定した情緒に戻るのに時間がかかるという、情緒のコントロール障害を中核的症状として持つ方で、人から見捨てられるのではないかという不安、生きていても空しいという慢性的な空虚感を伴うことが多いです。感情に圧倒されてしまった時に、上手に支援を求めることや、自分の現在の苦痛を軽減してくれるかもしれない新しい情報を取り入れることが苦手なので、リストカットや大量服薬などを衝動的にしてしまったり、人を激しく罵倒したりして、対人関係が不安定になりがちです。


境界性パーソナリティ障害の治療は、薬物療法だけでは不十分であり、海外のガイドラインでは弁証法的行動療法やスキーマ療法が推奨されています。当クリニックでは境界性パーソナリティ障害には弁証法的行動療法に準拠した治療を行います(アメリカとの保険診療体制の違いから、全く同じ治療構造ではありません)。

当クリニックでは、①処方のための診察は医師が、②集団スキル・トレーニング(週に1回、1時間)は医師に加え、心理士あるいは精神保健福祉士が、③個人精神療法は心理士がカウンセリング枠で行う構造を基本としており、週に1~2回通院する集中的な治療プログラムを半年間受けていただくことをすすめていますが、難しい場合は個別相談のうえで治療内容をオーダーメイドすることも可能です(なお費用は、カウンセリングは自費となり、集団スキル・トレーニング、医師による処方のための診察は保険診療となります。集団スキル・トレーニングは対象となる希望者が一定数集まる毎の開催になります)。この治療法は個々の患者さんに合っているかどうかを数回の面談で判定する必要があり、自傷行為やセラピー妨害行動を減少させる取り組み、行動スキルを高める取り組みに同意されない患者さんはこの治療には参加できません。


■弁証法的行動療法のスキル・トレーニングのカリキュラムの例は以下です

(『弁証法的行動療法実践マニュアル―境界性パーソナリティ障害への新しいアプローチ』金剛出版より抜粋)

  • マインドフルネス・スキル

    ・自分の心を把握する練習について理解しよう
    ・把握スキルを使って自分の心の状態を把握する練習をしよう
    ・対処スキルを使って自分の心の状態を把握する練習をしよう

  • 感情調整スキル

    ・対人関係保持の場面について考えよう
    ・対人関係保持の目標について理解しよう
    ・対人関係保持を低下させる要因について理解しよう
    ・対人関係にまつわる思い込みを変えていこう
    ・対人関係保持に関する応援メッセージについて考えよう
    ・要求する、Noと言う際の態度の強さをどれくらいにするかの選択肢と、その判断材料について考えよう
    ・対人関係保持の実践に関する提案を理解しよう
    ・目的効果に関するガイドラインを理解し、望むものを手に入れる練習をしよう
    ・対人関係保持に関するガイドラインを理解し、人間関係を維持する練習をしよう
    ・自尊心保持に関するガイドラインを理解し、自分自身を尊敬し続ける練習をしよう

  • 対人関係スキル

    ・感情調節トレーニングの目標を理解しよう
    ・感情にまつわる思い込みを修正しよう
    ・感情描写のモデルについて理解しよう
    ・感情描写の方法について理解しよう
    ・感情の良いところについて考えてみよう
    ・否定的な感情に対する傷つきやすさを減らす練習をしよう
    ・ポジティヴな感情を増やすためのステップを理解しよう
    ・大人向けの楽しいイベント・リストを使ってみよう
    ・感情的苦悩を手放す練習をしよう
    ・現在の感情と反対の行動をとることによって感情を変えてみる練習をしよう

  • 苦悩耐性スキル

    ・危機を乗り越える戦略を作ろう
    ・ハーフスマイルの練習をしよう
    ・自分の呼吸を観察する練習をしよう
    ・意識する練習をしよう
    ・現実を受け入れるための基本原則を理解しよう

弁証法的行動療法のイメージを掴んでもらうために、
ここでは2つほど具体的に紹介します

(『弁証法的行動療法 実践トレーニングブック‐自分の感情とよりうまくつきあってゆくために‐』星和書店より抜粋)

■「徹底的な受容」の練習をしましょう。

 徹底的な受容とは、その出来事を価値判断したり、自分自身を批判することなく、現在の状況を認めて受け容れるということです(他の人々の悪い行動を容認したり、同意することではありません)。出来事に対して、怒ったり、「こんなことは起こるはずがなかったのに」などと考えてしまうと、それが実際に起こってしまったことであること、現実としてそれに対処しなければならないということを見落としてしまいます。そういうふうにして既に起こってしまったことを変えようとするのはやめることです。


■自分の中の大いなる力、宇宙とのつながりを感じてみましょう。

 このホームページにある星の画像を見て下さい。あなたが見ている光は、誕生から何百万年も経っており、何光年も離れた星から旅してきています。実のところ星を見上げるたびに、あなたはタイムマシンを通して、何十億年前の宇宙の様子を見ているのです。不思議なことに、あなたが見ている星の多くは既に死んでしまっているのですが、その光は何光年もの時間を経て、地球上にいるあなたの目にちょうど到達したところなのです。星を見上げ、それらを創造したものが何であれ、宇宙の事故であれ、あなたもそれによって創造されたことを認めましょう。あなたは星と結びついているのです。自分自身が宇宙とつながっていることを想像して下さい。心地よい椅子に座り、目を閉じ、宇宙からの白い光線が照らしているのを想像しましょう。レーザー光線のように白い光はあなたの頭頂部を照らし、あなたを安らぎで一杯にしてくれます。今度は白い光があなたの身体中に広がり、全ての筋肉をリラックスさせるのを想像します。あなたの脚が巨大な木の幹のように床を突き抜けて、地球の中心にまで伸び出しているのを想像しましょう。これらの根は、惑星を動かしているエネルギーに接触しています。あなたの脚が、地球からあふれ出している金色の光を吸い上げる時、あなたの体が自信に満ちていくのを感じてください

境界性パーソナリティ障害の弁証法的行動療法